1. ローカルガイドの仕組みをおさらい
Google マップのローカルガイドは、投稿ごとにポイントを獲得し、一定数に達すると“レベル”とバッジが付与される仕組みです。
レベル8に到達するには1万5,000ポイント以上が必要で、通常のレビュー約1,500件に相当します。
2. レベル8以上は全体のわずか0.1〜0.2%
SOCi社が2021年にまとめたデータによると、世界のローカルガイド約4,950万人のうちレベル8は4.3万人、レベル9は3,500人、レベル10は1,300人ほど。
単純計算でレベル8以上は0.09%と、千人に1人にも満たない希少層です。
3. 希少バッジがもたらす“権威”
バッジはユーザーが口コミ一覧を閲覧した際に表示され、視覚的に「経験豊富な投稿者」であることを示します。
上位バッジであるほど“目立つ”ため、閲覧者の信頼を獲得しやすいのが特徴です。
4. 検索アルゴリズムも高評価・詳細レビューを優先
Googleは「関連性・距離・知名度(Prominence)」の三要素でローカル検索順位を決定すると公表しています。
知名度を測るサインのひとつが口コミ内容と写真量であり、投稿実績が豊富なハイレベルガイドのレビューはアルゴリズム上も加点対象になりやすいと考えられます。
5. ユーザー行動データが示す信頼性
- ローカル検索ユーザーの88%が口コミを参考に店舗を選定
- 62%のGoogleレビューはローカルガイドが執筆
- 写真付き詳細レビューはクリック率を大幅に押し上げる
こうした統計からも、権威ある投稿者が残す「長文レビュー+写真」は来店確率を高め、離脱を防ぐ要素として機能していることがわかります。
6. 当組合が「レベル8以上」にこだわる理由
日本MEOエキスパート組合では、
- レビューの権威性を最大化する
- アルゴリズム上の加点を確実に狙う
- 写真・動画を含む充実投稿で検索面積を広げる
という三つの目的からレベル8以上のガイドだけを採用しています。
希少性ゆえに確保コストは高くなりますが、投資対効果(表示回数・ルート検索・実来店)の伸び率は、一般ユーザーのレビューとは比較になりません。
7. まとめ
ローカルガイドのレベルは単なる「数字」ではなく、口コミに対する信頼度と検索アルゴリズム優遇を担保する客観的指標です。上位0.2%のレベル8以上のレビューは、希少性と権威性が両立した“高付加価値コンテンツ”。店舗オーナーがMEOで一歩先に抜け出すための最短ルートといえます。
参考文献
- Google ヘルプ「Local Guides points, levels & badging」
- SOCi「State of Google Reviews 2021」
- Freshreview「The Impact of Google Local Guides on Local Businesses」
- Google Business Profile ヘルプ「How Google determines local ranking」
- Taggbox Blog「Google Reviews Statistics 2025」
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